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【茶】《年始特別企画|数量限定》東白川村「在来 2019/2020」を販売します!

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2021年のはじまりに。
東白川村の貴重な「在来茶」を販売します。
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今回販売する「在来2019」「在来2020」は、"白川茶発祥の地"とされている、東白川村五加地区「蟠竜寺(ばんりゅうじ)」に自生する「在来茶」です。

現在、日本で栽培されるお茶の多くは、品種改良された挿し木から育成した「品種茶」と呼ばれるお茶で、同じ遺伝子をもつ言わば"クローンのお茶"です。
そのため、新芽の生育が均一で育てやすく、品質が安定し生産性が高い特性を持ちます。

一方「在来茶」とは、お茶の種から育った茶樹で、「品種茶」とは違い、お茶の樹一本一本の木が全て異なります。茶園は「品種茶」のような緑一色の茶園ではなく、色とりどりで茶葉の大きさも不揃いになります。

「品種茶」と「在来茶」の違いについては、在来茶を専門に生産・販売されている福岡県うきは市の楠森堂さんのHPで分かりやすく解説されています。

より詳しく知りたい方は、以下のページをご覧いただくのがおすすめです。

▼楠森堂さんHP【在来茶について】
https://kusumoridou.com/about_tea/

「在来茶」の大きな特徴は、野性味のある力強い味わいです。

地中深くまで太い根を伸ばす「在来茶」は、ミネラルが豊富であることから、根が毛のように細く短い「品種茶」に比べ、力強い香りと味わいの特徴があります。

※根が細く浅い「品種茶」には、肥料の成分を吸収しやすいという利点があります。一概に、どちらが良いということではなく、それぞれの特徴の違いです。

生育が均一でない「在来茶」は、その年ごとに全く異なる特徴を持ったお茶になります。

同じ場所で収穫されたお茶でも、うま味が強い年があったり、ハーブのような個性的な香りがする年もあるため、毎年「今年はどんな特徴のあるお茶に育ったかな…?」といった楽しみ方ができるのが「在来茶」の魅力のひとつだと思います。

今回販売する2019年度産と2020年度産の2種類のお茶も、同じ場所で収穫されたとは思えない、「在来茶」ならではの年度による違いをお楽しみいただける組み合わせとしてセレクトしました。

茶師さんが「蟠竜寺に咲く雨の日の紫陽花」をイメージして仕上げをしているとお聞きし、ラベルの色に採用しました。紫陽花を思い浮かべながら飲んでいただけたらと思います。

東白川村のオリジナリティ溢れる「在来茶」をぜひお楽しみください!