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【月替りのお茶の定期便】1月号「萎凋荒茶(いちょうあらちゃ)」のお申し込みを締め切りました。発送は1/11(火)です。

日本茶インストラクターが選ぶ月替りのお茶の定期便、1月号は、華やかな香りとフレッシュな味わいが楽しめる「萎凋荒茶(いちょうあらちゃ)」をお届けします。

今月のお試し1煎パックは「萎凋煎茶」と「玄米茶」の2種類です。

荒茶(あらちゃ)とは、茶葉を収穫し、蒸し、揉み、乾燥させるという工程を経て、保存が効く状態に加工した、"仕上げ前の"お茶のことです。(=荒茶工程)

これを茶問屋が仕入れ、粉や茎などを篩い分け、火入れ(焙煎)・ブレンド(合組:ごうぐみ)をしたものが「仕上げ茶」です。(=製茶工程)

荒茶は、火入れ前の茶葉のため、フレッシュな味わいと荒茶特有の爽やかな香りが楽しめます。

🌿萎凋荒茶(30g)
収穫した茶葉を、一晩寝かせて萎凋(発酵)させてから、蒸して、揉んで、乾燥させたお茶。
仕上げ加工の"火入れ"前の茶葉のため、フレッシュな味わいと荒茶特有の爽やかな香りが楽しめます。

※荒茶は、火入れをした仕上げ茶に比べ、水分量が多く、長期保存に向いていません。開封前、後ともに直射日光が当たらず高温にならない場所で密閉して保管していただくとともに、開封後は2週間程度で飲みきっていただくと、荒茶の清涼感を損なわずに最後までお楽しみいただくことができます。

🌿萎凋煎茶(個包装5g×2袋)
収穫後一晩熟成し微発酵させた、花のような独特の香りをもつ煎茶。

美濃加茂茶舗の「萎凋煎茶」は、あえて香りをつけようと製法を工夫した萎凋煎茶ではなく、昔の茶農家さんの営みの中で自然に生まれた、昔ながらの香りを再現したお茶です。
火入れ前の「萎凋荒茶」との違いをお楽しみください。

🌿玄米茶(個包装6g×2袋)
甘みの強い美濃加茂産のお米「ハツシモ」と、旨味の強い「かぶせ茶」をメインにブレンドした美濃加茂茶舗の玄米茶。

熱湯で淹れると玄米の香ばしい香りが引き立ち、湯冷まししたお湯(80℃くらい)で淹れるとまろやかな甘みが引き立ちます。

玄米茶は熱湯で淹れるのが一般的ですが、美濃加茂茶舗の玄米茶は、お米の甘みとかぶせ茶の旨味を引き出すため「煎茶」のように80℃くらいでじっくり淹れるのがおすすめです。

今月の「美濃加茂茶舗便り」は、今回お届けする「荒茶」についてと、お茶のブレンド(合組:ごうぐみ)、火入れといった製茶の仕上げ工程を行う茶師(ちゃし)の仕事などをご紹介しております。

毎月このお便りを読むことで、少しでも日本茶への理解が深まっていただけたら幸いです。

日本茶を愉しむ日々に、お役立てください🍵

※画像は10月号の美濃加茂茶舗便りです。

淹れ方など分からないことや、お気づきの点、次回以降のお茶のリクエストなどがありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。

来月もお楽しみに。

  • ※4月号が最終回となります【日本茶インストラクターが選ぶ月替りのお茶の定期便】(茶葉タイプのみ)[月額1,620円]