
【茶葉の定期便】1月号「萎凋荒茶(いちょうあらちゃ)」の発送と、2月号のお茶についてのご案内
>>>美濃加茂茶舗の定期便会員のみなさまへ>>>
いつも定期便をご利用いただきありがとうございます。
1月の定期便を発送致しました。
今週中に届かない場合は、ご連絡ください。(郵便受けに不在票が入っている場合は、お手数ですが再配達のお手続きをよろしくお願い致します。)
1月の定期便は、「萎凋荒茶(30g)」「萎凋煎茶(個包装)」「玄米茶(個包装)」の3種類のお茶をお届けしました。

🌿萎凋荒茶|30g
収穫した茶葉を、一晩寝かせて萎凋(発酵)させてから、蒸して、揉んで、乾燥させたお茶。
仕上げ加工の"火入れ"前の茶葉のため、フレッシュな味わいと荒茶特有の爽やかな香りが楽しめます。
※荒茶は火入れをした仕上げ茶に比べ水分量が多く、長期保存に向いていません。開封前、後ともに直射日光が当たらず高温にならない場所で密閉して保管して頂き、開封後は2週間程度で飲みきって頂くと、荒茶の清涼感を損なわずに最後までお楽しみ頂けます。

🌿萎凋煎茶|個包装5g×2袋
仕上げ加工前の「萎凋荒茶」と、火入れを行った「萎凋煎茶」の飲み比べをお楽しみいただけるよう「萎凋煎茶」も一緒にお届けします。
美濃加茂茶舗の「萎凋煎茶」は、あえて香りをつけようと製法を工夫した萎凋煎茶ではなく、昔の茶農家さんの営みの中で自然に生まれた、昔ながらの香りを再現したお茶です。
火入れ前「萎凋荒茶」と、火入れ後の「萎凋煎茶」では驚くほど香りと味わいが変化します。
ぜひその違いをお楽しみいただきたいです。

🌿玄米茶|個包装6g×2袋
「玄米茶」は、戦前に京都のお茶屋さんが鏡開きで余った餅屑を勿体ないと思い、炒って茶葉に混ぜたことがルーツだとされていることから(諸説あり)新年にぴったりのお茶として選びました。
甘みの強い美濃加茂産のお米「ハツシモ」と、旨味の強い「かぶせ茶」をメインにブレンドした美濃加茂茶舗の玄米茶。
熱湯で淹れると玄米の香ばしい香り、湯冷まししたお湯(80℃)で淹れるとまろやかな甘みが引き立ちます。
《おすすめの淹れ方|萎凋荒茶/萎凋煎茶/玄米茶》
・茶葉の量:5g(玄米茶は6g)
・湯量:180ml
・お湯の温度:80℃
・待ち時間:1分
※玄米茶は、茶葉が袋や茶缶の底に沈みやすいため、玄米と茶葉がバランス良く急須に入るようにすることが美味しく飲んでいただくコツです。
茶さじやティースプーンを使って底の方から茶葉をすくい上げ、玄米:茶葉の比率が、7:3くらいになるように急須やティーポットに入れてください。(玄米の比率が多くなりすぎると薄いお茶になってしまいます)

日本茶インストラクターが選ぶ月替りのお茶の定期便では、これまで主に美濃加茂茶舗の生産地である岐阜県東白川村のお茶の特徴を知っていただける内容をお届けしてきましたが、今年は、東白川村をきかっけにお茶の「産地」に目を向けていただければと考え、毎月さまざまな産地のお茶もご紹介していきます。
岐阜県東白川村で栽培された美濃加茂茶舗のお茶と、東白川村以外の全国各地のお茶の二本立てをお楽しみください。
お茶を楽しむ切り口はたくさんありますが、その中のひとつが「産地」です。山の香りが特長の東白川村と、また別の個性を持った各地のお茶を飲み比べていただき、各産地ならではの特性などもお伝えできたらと思います。
2月号は、まだまだ寒さの厳しい季節にほっこり温まる、2種類のほうじ茶をお届けします。

2月の定期便は、美濃加茂茶舗の「ほうじ茶 一番茶」と、鹿児島県、清ざね茶園さんの「浅煎りほうじ茶」をお届けします。
🌿鹿児島県末吉町「清ざね茶園」の「浅煎りほうじ茶」
鹿児島県曽於市末吉町(そおし すえよしちょう)は、宮崎県との県境に位置し、この地域で栽培されるお茶は「末吉茶」とも言われます。
渋みが少なく、濃厚な甘みが持ち味の「さえみどり」と、”ミルクのような”と表現されることもある、個性的な香りが特徴の「かなやみどり」の一番茶を使用した「浅煎りほうじ茶」。
わずかに萎凋(発酵)した茶葉を焙煎したほうじ茶は、ほうじ茶特有の焙煎香に加え、独特の華やかな香りをお楽しみいただけます。
品種由来のまろやかな甘みに加え、浅煎りで仕上げることでほのかに残る煎茶の清涼感も特徴です。
深煎りで仕上げた美濃加茂茶舗のほうじ茶との違いをお楽しみください。

今月の「美濃加茂茶舗便り」は、今回お届けする「荒茶」についてと、お茶のブレンド(合組:ごうぐみ)、火入れといった製茶の仕上げ工程を行う茶師(ちゃし)の仕事などをご紹介しております。
「美濃加茂茶舗便り」では、このように、茶業に関わりのある方でないとなかなか知る機会がない日本茶の情報や豆知識などをご紹介していきます。
毎月このお便りを読むことで、少しでも日本茶への理解が深まっていただけたら幸いです。
日本茶を愉しむ日々に、お役立てください🍵
※画像は10月号の美濃加茂茶舗便りです。

淹れ方など分からないことや、お気づきの点、次回以降のお茶のリクエストなどがありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。
来月もお楽しみに。