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【茶葉の定期便】2月号「浅煎りほうじ茶/ほうじ茶 一番茶」の発送と、3月号のお茶についてのご案内

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美濃加茂茶舗の定期便メンバー様へ。

こんにちは、美濃加茂茶舗店長の伊藤です。
いつも定期便をご利用いただきありがとうございます。

本日、2月の定期便のお茶を発送させて頂きました。
(郵便受けにご不在票が入った場合は、お手数ですが再配達のお手続きをよろしくお願い致します。)

2月の定期便は、美濃加茂茶舗の「ほうじ茶 一番茶」と、鹿児島県、清ざね茶園さんの「浅煎りほうじ茶」をお届けしました。

🌿鹿児島県末吉町「清ざね茶園」の「浅煎りほうじ茶」

鹿児島県曽於市末吉町(そおし すえよしちょう)は、宮崎県との県境に位置し、この地域で栽培されるお茶は「末吉茶」とも言われます。

渋みが少なく、濃厚な甘みが持ち味の「さえみどり」と、”ミルクのような”と表現されることもある、個性的な香りが特徴の「かなやみどり」の一番茶を使用した「浅煎りほうじ茶」。

わずかに萎凋(発酵)した茶葉を焙煎したほうじ茶は、ほうじ茶特有の焙煎香に加え、独特の華やかな香りをお楽しみいただけます。
品種由来のまろやかな甘みに加え、浅煎りで仕上げることでほのかに残る煎茶の清涼感も特徴です。

深煎りで仕上げた美濃加茂茶舗のほうじ茶との違いをお楽しみください。

今回ご協力いただく清ざね茶園の山口さんから「浅煎りほうじ茶」の特徴やこだわりをお聞かせいただきました。

ほうじ茶と聞くと、香ばしい、サッパリ感、スモーキー、ビターそんな言葉を思い浮かべると思います。
今回清ざね茶園では、一般的なほうじ茶とは違った、華やかなで甘くクリアなほうじ茶を作りました。

一番茶の番茶を使用し、品種は甘味を感じる「さえみどり」とミルキーで甘い香りが特徴の「かなやみどり」を選択しました。
より花香(はなか)を出す為に一晩萎凋(いちょう)させ、さらに浅めに焙煎することで、ほうじ茶なのに独特の香りと甘味が保たれたお茶に仕上げました。

ふっくら焙煎された時の甘味と、ジャスミンのような華やかな花香が特徴のほうじ茶を是非お楽しみ下さい。

《おすすめの淹れ方|浅煎りほうじ茶》
・茶葉の量:5g
・湯量:200ml
・お湯の温度:90℃
・待ち時間:15秒

🌿美濃加茂茶舗「ほうじ茶 一番茶」

美濃加茂茶舗の「ほうじ茶」は、一般的にはほうじ茶の原料にすることが少ない春に収穫される一番茶のみを贅沢に使用しています。

一年間低温貯蔵した茶葉を直火焙煎によりじっくりと深煎りで仕上げます。芳醇な香りと深みのある味わいが特徴です。

ほうじ茶特有の香ばしさだけでなく、一番茶ならではの濃厚な旨味が味わえるのも魅力の一つ。

二番茶・三番茶を原料としたほうじ茶は熱湯で淹れるのに対し、美濃加茂茶舗のほうじ茶は淹れる温度による味わいの違いも楽しめます。

《おすすめの淹れ方》
・茶葉の量:5g
・湯量:180ml
・お湯の温度:80℃
・待ち時間:1分

今月の「美濃加茂茶舗便り」は、今回お届けする2種類のほうじ茶と、日本一の収穫量を誇る茶産地「鹿児島茶」について、焙煎を専門に行う 「焙煎士」についてご紹介しております。

毎月このお便りを読むことで、少しでも日本茶への理解が深まっていただけたら幸いです。

日本茶を愉しむ日々に、お役立てください🍵

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3月の定期便は、京都府、茶園森福さんの「煎茶 やぶきた」と、
美濃加茂茶舗の「煎茶 一番茶」をお届けします。
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3月号は、「宇治茶」の代表的な産地、京都府和束町の「茶園森福」さんの「煎茶 やぶきた」と、岐阜県東白川村で栽培された美濃加茂茶舗の「煎茶 一番茶」をお届けします。

和束町と東白川村は、ともに山間地の茶産地のため、日照時間が短く、昼夜の寒暖差が大きいといった気象環境が似ています。

そして、今月お届けするお茶はどちらも「やぶきた」をブレンドしたお茶ですが、味わいや香りには、その産地ならではの個性が感じられるので、ぜひその違いに注目して飲み比べをお楽しみください。

🌿京都府和束町「茶園森福」の「煎茶 やぶきた」

京都の南部に位置している京都府相楽郡和束町(そうらぐん わづかちょう)は、昼夜の温度差により霧が発生しやすく、水はけも良いため、お茶栽培に適しており「宇治茶」の約4割を生産する茶産地となっています。

浅蒸し製法で仕上げられた「茶園森福」の「煎茶 やぶきた」は、爽やかな若葉の香りと程よい渋みを感じることができ、さっぱりとした後味が特徴です。

70℃くらいの低温で淹れると出汁のような旨味が楽しめ、熱湯でも飲みづらさを感じる尖った苦味が出ず、優しい甘みと清涼感のある香りが感じられるので、「おすすめの淹れ方」を基準に、淹れる温度も変えて味わいの変化もお楽しみ頂きたいです

🌿美濃加茂茶舗「煎茶 一番茶」

“0~100℃どの温度で淹れてもおいしく飲めるお茶”をテーマに、岐阜県東白川村で栽培された日本茶の代表品種「やぶきた」の春摘み一番茶のみをブレンドして仕上げた「煎茶 一番茶」は、標高の高い山間地茶園の東白川村ならではの清涼感のある澄んだ”山の香り”が持ち味。

低温で淹れると渋みを抑えたまろやかな旨味で優しい味わい、高温で淹れるとより爽やかな香りが引き立ち、キレのある渋みが味わえます。

「煎茶 一番茶」は、まろやかな旨味と清涼感のある山の香りが感じられる”東白川村らしい”味わいのお茶で、同じ品種を使った和束町で栽培された茶園森福の「煎茶 やぶきた」とは異なる香りと味わいが特徴です。ぜひその違いにも注目してお楽しみください。

  • ※4月号が最終回となります【日本茶インストラクターが選ぶ月替りのお茶の定期便】(茶葉タイプのみ)[月額1,620円]